LIFE IS AIR.

記憶のカケラ。記録のカケラ。徒然なる日常。

『アンダスタンド・メイビー』『Red』島本理生

最近、本を買うスピードと読むスピードが合わなさすぎて、何を読んで何が読んでなくて、でも家にあって…という状態なのか忘れてしまうことが多いので、勝手に読書感想文もどき。

 

まぁ、こうしておけば忘れないだろうという、備忘録みたいなもの。

 

***

 

流行ってた頃には読まなかった『ナラタージュ』をなんとなく思い立って今さら読んでから、島本理生の作品が気になりだして、最近やたらと買い集めているのだけれど。

 

なんていうか…

ちょっと残念。

途中から、なんとなくの結末が見えてきたんだけど、それでも個人的にはやっぱり黒江ちゃんには彌生くんと一緒になって欲しかったなぁとか思ったり。

仁くんとくっついたら、なんだか結末としてフツーだし面白くない。

憧れてたカメラマンとくっつくなんて、なんのためのドロドロ愛憎劇だったの?

 

前回、『Red』を読んでいて、そっちの方が個人的には好きな結末だった。

私は、結末が予想通りだとあまりおもしろく感じない習性がある。

しかも、途中から先が読めてしまうと、なおつまらない。

なので、先が読めなかったり、予想を裏切ってくれるような結末だと、非常におもしろく感じる。

そういう意味では、この作品はあまりおもしろく感じなかったし、『Red』はおもしろく感じた。

 

でも、どちらにしても感じるのは刹那的な愛というか、執着的な愛というか、胸の奥がキュッと切なくなるような感覚にさせる、たまらなく惹き込まれる作品を作る方だなぁということだ。

それだけに、今回の結末は、ちょっと残念…

 

とはいえ、今のところ3作品読んだ中ではやっぱり『ナラタージュ』が1番心に刺さる作品かな。

映画は観てないけど、観てみたいなと思うし。

いつかテレビでやってくれるといいな。

 

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春でした。

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気づけば、去年のクリスマス直前からほったらかしだった。

写真はちょこちょこ撮ってたのに。

 

あたまの中が、パンク寸前の日々を繰り返しているからか、文章を書き綴ることすら放棄していたようだ。

 

思考の片隅に言葉を散りばめて、またひとつずつ拾い集めるかのような脳内会議を繰り広げ、考えても答えが見つかるのかわからないことをぐるぐると考えてしまう。

 

何のために生き、何のために笑って過ごすのか。

今のこの状況で、何かを変えるのは正解なのか逃げなのか。

 

わかっていることは、ひとつだけ。

今死んだら後悔するな、ということ。

 

ということは、本当の意味で楽しめてないな。

いかんいかん…

 

どのタイミングで、どの方向に向かうのか、考えて考えて考え抜いて決めないと。

 

こころが折れてしまいそう…

なので、気をしっかり持って突き進め、私!

 

浮遊空間。

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少し前に、水族館に行った。

ふわふわと水の中を浮遊するくらげは、このせまい水槽の中に閉じ込められて、一体どんな気持ちなんだろうかと考えてみた。

自由ではないけれど、自由に泳ぎ回る様はなんとなく、生を満喫してるようで少し羨ましい。

 

毎日のスピードが早すぎて、気がついたら1日が終わってゆく。

師走だから余計に、そんな気になるのかもしれない。

便利さの中の不便。

インターネットが普及して、スマホタブレットも特別なものでもなくなって、すごく便利な世の中になった。

でも、その反面失っていくものもある。

 

例えば『待つ』ということが、昔よりストレスになったのではないだろうか。

タップすれば、簡単にものが買えるネット社会で、アクセスが集中すればサーバーがダウンしてエラーが起こる。

でも、そうなると逆に人々は躍起になって、何度も何度もアクセスしようとする。

結果、エラーは解消されずオンラインストアは一時的に遮断される。

 

お店でなら、どんなに混雑していても必ず順番が回ってくる。

でも、仮想世界では自分の居場所も立ち位置もわからない。

いつ順番が回ってくるかもわからない。

だから人々は、アクセスするのをやめられないのだろう。

 

現代の人々は、怒りの沸点が低いらしい。

つまり、キレやすいということだ。

確かに、昔なら想像もできなかったような、事件事故が起こっている。

 

世の中は確かに便利になった。

でも、人間の心は少しずつ蝕まれていっている気がする。

例えば、小さいうちからスマホタブレットに子守りされている子どもたちは、親になっても同じことをするだろう。

子どものことより自分のことが大切で、怒鳴り散らしてばかりいる親。

子どもが泣き叫んでいても、抱きしめてあげない親。

あるいは、自分の子どもだけが大切で、正しい善悪を教えれない親。

 

便利な世の中になって、未来は明るいと子どもたちに教えてあげたいのに、未来に希望を持てなくしているのは、他でもなく今の大人たちだということをわかっているのだろうか。

 

少しくらい不便な世の中の方が、人間らしくていいんじゃないかと思う。

 

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或る寒い日のハナシ。

めっきり朝晩寒くなってきた、今日この頃。

七五三の季節です。

 

我が家もなんとか無事に、ご祈祷していただきました。

思っていたより、袴姿も凛々しくよく似合っていて、大きくなったなぁとしみじみ。

寒い中、タイトスカートにヒールなどという、なかなかこの季節には辛い仕様で頑張った甲斐がありました。

 

子どもの成長は早い、といいますが、本当にあっという間に大きくなっていく気がします。

もはやすでに、わたくしの半分以上の背丈になっているわけだし…

このまま、すくすく伸びやかに育っていってくれれば良いなぁ。

 

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今日の空

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ありきたりなタイトルと、

ありきたりな写真。

 

でも切り取る場所や時間が違えば、同じ空はみつからない。

 

空を見上げて想うのは…

毎日が、平穏で平凡で平和なことが、

今の自分にとっての『しあわせ』なんだろうな、ということ。

 

忙しい日々に追われていると、空を見上げる余裕すらなくて。